Phytagoras(B.C. 570-496)
ピュタゴラス
ピュタゴラスは物質界についての数の学説と霊魂についての教説を説いた。霊魂を大切にすることを説いたが、それは肉体を無視することにつながり、精神を統制することを意味した。つまり、彼は個人的かつ知的な「禁欲」の観念を持っていた。
著作
日下部吉信編訳『初期ギリシャ哲学者断片集』、ちくま学芸文庫全3冊,2000.
アリストテレス『断片集』(『アリストテレス全集』17)、岩波、1972.
参考文献
ジャン・ブラン『ソクラテス以前の哲学』鈴木 幹也訳、文庫クセジュ、478、白水社、1971
ドッズ『ギリシャ人と非理性』(1951)、みすず、1972.
S. K. ヘニンガー・Jr.『天球の音楽 ピュタゴラス宇宙論とルネサンス神学』山田耕士ほか訳、平凡社(クリテリオン叢書)、1990.
フィリップ・P.ウィーナー 編『西洋思想大事典』(全五巻、平凡社、1990)の「ピュタゴラス主義」、「ピュタゴラス的調和」の項。
B.チェントローネ著『ピュタゴラス派 その生と哲学』斎藤 憲訳、岩波書店、2000.1
イアンブリコス『ピュタゴラス伝』佐藤義尚訳.、国文社、2000. (叢書アレクサンドリア図書館 ; 4)
所謂ピュタゴラス學派 / 高橋長太郎著. -- 岩波書店], 1939.2, 1939
数学的思考 : ピュタゴラスからゲーデルへの可能性と限界 / オスカー・ベッカー著 ; 中村清訳. -- 工作舎, 1988
ピュタゴラスの現代性 : 数学とパラ実存 / オスカー・ベッカー著 ; 中村清訳. -- 工作舎, 1992
ピュタゴラスの数思想に、プラトンのイデア論に、ケプラーの対称宇宙論に、ライプニッツのモナド論に、ハイゼンベルクの素粒子論に見出された、ハイデガーを超える存在論。
内山 勝利『哲学の初源へ ギリシア思想論集』、世界思想社、2002.4
フェルマーの最終定理 : ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで /サイモン・シン [著] ; 青木薫訳. -- 新潮社, 2000
数学の不思議な旅 : ピュタゴラスの定理から超数学まで / A.K.デュードニー著 ; 好田順治, 小野木明恵訳. -- 青土社, 2001
ピュタゴラスの定理、ゼロの起源、三角法の誕生、ゲーデルの不完全性定理、超数学…。気鋭の数学者が世界を駆け巡り、各地の数学者、天文学者、物理学者達の数学史のトピックをめぐって激論。数学的思考の本質に迫る冒険物語。
高野 義郎著『古代ギリシア科学史の旅』(丸善ブックス 057)、丸善、1996.12
カルヴィン・C・クロースン著『数学の不思議 数の意味と美しさ』好田 順治訳、青土社、1998.
山川 偉也著『哲学と科学の源流 ギリシア思想家群像』(Sekaishiso seminar)世界思想社、1987.10
音の科学文化史 : ピュタゴラスからニュートンまで / F.V.ハント著 ; 平松幸三訳. -- 海青社, 1984. -- (そふぃあぶっくす ; 1)
中村 雄二郎著『精神のフーガ 音楽の相のもとに』、小学館、2000.6
Walter BURKERT, Weisheit und Wissenschaft : Studien zu Pythagoras,
Philolaos und Pl
aton, Carl, 1962. (Erlanger Beitrage zur Sprach
- und Kunstwissenschaft ; Bd.10)
Huffman,
Eduard Zeller, Die Philosophie der Griechen, Fues's verlag, 1868