ドゥルーズの読み方


●差異概念(『差異と反復』第一章、二章)

1954「『論理と実存』への書評」、1956「ベルクソン1859-1941」、1956「ベルクソンにおける差異の概念」、1966『ベルクソンの哲学


●超越論的経験論と方法(『差異と反復』第三章ほか)

・哲学の方法論
1953『経験論と主体性 ヒュームにおける人間的自然』、1956「ベルクソン1859-1941」、1956「ベルクソンにおける差異の概念」、1961「ザッヘル・マゾッホからマゾヒズムへ」、1966『ベルクソンの哲学』 、67『マゾッホとサド』

・超越論的経験論
1956「ベルクソンにおける差異の概念」、
1962『ニーチェと哲学』

・思考のイメージ(暴力的遭遇論と諸能力の非協和的活動)
1962『ニーチェと哲学』、63「『失われた時』の統一性」、64『プルーストとシーニュ』
63『カントの批判哲学』、63「カントの美学における発生の理念」 、64『プルーストとシーニュ』


●システム論(『差異と反復』第四章、五章)

「無人島、その原因と理由」、1959「意味と価値」、1962『ニーチェと哲学』 、1964「力の意志と永遠回帰について」、1964『プルーストとシーニュ』、1965『ニーチェ』、1966「シモンドン『個体とその物理的・生物的発生』への書評」、1967「ドラマ化の方法」、


●存在の一義性(『差異と反復』)

1956「ベルクソン1859-1941」、1956「ベルクソンにおける差異の概念」、1968『スピノザと表現の問題』


○『意味の論理学

(67)「何を構造主義として認めるか」

○映画論

「セリー・ノワールの哲学」「ゴダールについて」


うーむ。しかし「女性の記述」「キリストからブルジョワジーへ」「マテシス、科学、哲学」「言うことと横顔」「ディドロ『修道女』への序文」といった、1953年以前の論文と『本能と制度』をまとめた邦訳書が出ないかなあ。これは若書きだけど、それだけにいろんな実存的・社会的問題から彼がいかに哲学へと向かっていったかがよく分かると思うんだけどな。それと、「ベルクソン1859-1941」と「ベルクソンにおける差異の概念」『ベルクソン主義』をまとめた邦訳書なんかも出ないかなあ、もち新訳で。あと『意味の論理学』の新訳なんかもでないかなあ。「情動の思考」はどうなったんでしょうね。


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